「カッピング」というコーヒーの評価方法があるのですが
”味わいを言語化する”という風に私は認識しています。
焙煎豆の販売をしようと思っているわけですが、販売前に自身でその豆からコーヒーを
抽出して味わい説明をした方がお届けしやすく、安心感も抱いてもらえると思っています。
がしかし、その味わい説明を練習していますが一向に上達の兆しが見えないのです。
カッピングに取り組む姿勢やマインドが上達の邪魔をしている気もするので
ここで整理をしていこうと思います。
いきなりですが、整理した結果、カッピングは後回しw
同じ時間を使うとして・・・
広く浅くコーヒー全体を知っていくよりも
自分にとって下記の例に挙げたカルビのように
自分の自信あるコーヒーをお勧めできる方が良いと思いました。
何より説得力が違い過ぎる。
カッピングした結果をつらつらと述べられるカッコよさも捨てがたいですが
ワシのコーヒーはこうじゃい!と自信を持ってお伝え出来る方が性にも合っています。
分からないからやらない。
ではなく、並行しつつも優先順位をちょっと下げて取り組んでいこうと思いました。
Qグレーダーという凄い資格保有が目的ではなく
焙煎豆を広く手にして頂き、「こりゃ良いね」と言って頂きたいのですから。
出オチのような始まり方ですが、ご興味のある方は
以下から整理内容をお伝えします。
はっきり分かるのは、酸味と苦み
焙煎の度合によってはっきりと違いが分かるのは酸味と苦みです。
浅煎りは酸味強め<—–>深煎りは酸味がなくなり苦みのみ
この酸味と苦みの周りに確かに味わいが存在するのですが
その味たちを表現するが本当に難しくて・・・。
コーヒー飲むようになって20年ぐらいは経つと思いますが
そんなこと意識せずに飲んでいたので表現の引き出しがないのです。
缶コーヒーとか同じようなものばかり飲んでいたからかもしれませんが。
いかに意識して集中が必要なのか思い知らされています。
あれ?これってモノゴトの上達には不可欠な要素ですね。
ということは、その意識で継続していけば扉が開かれる時がくるのかも。
メニューの説明通りに味を感じたことがない・・・
たまに喫茶店でコーヒーを飲みますが、メニューに味わい表記がしているお店もあります。
その説明文に惹かれて頼むんですが毎回と言って良いほど
「思ってた味と違う・・・」を経験しています。
”ナッツのような甘さが~”
かくれんぼなら間違いなく優勝なぐらい隠れてて見つけられません。
どこにナッツ感があって、どこに甘さがあるん?
なんなら酸味強めで言うほど深く煎ってませんよね?
という経験ばかりな気がします。
そのようなお店ばかりに入っている可能性もありますが・・・
え?何て?・・・表現が分からない
たまに見る表現として
「芳醇な香り」と見かけたりするんですが、そもそも”芳醇”が良い香りとかいう意味みたいで。
私の脳内では、頭痛が痛いと同じ部屋に入ってしまいます。
二重表現で同じことを二回言うってことは、大事なことなんでしょう。
「とんでもなく良い香り」という強調する表現方法なんだと認識することにします。
また、「ピーチのような・・・」とか「メロンのような・・・」とか
フルーティさも感じるようです。
いや、飲んでるのはコーヒーであってフルーツジュースじゃないから。
反射的にそう断じてしまいます。
浅煎りで上手く酸味を引き出せたコーヒーにはそのような味わいも存在するのでしょうが
私は深めの「わ、コーヒーだ」が好きなので余計に分からないのだと思います。
しかし、そのようなコーヒーも経験したいので機会があれば味わってみたいです。
幅広い味のコーヒーを味わってこなかった
まあ、当たり前なのですがこれまでずっと一消費者として
ただただコーヒーを飲んできました。
何となく缶コーヒーの中にも好きな味の傾向があったようにも思いますが
基本的にどの缶コーヒーでも飲んできたし、それに不満もありませんでした。
そんな奴がいきなり「カッピングするんだ」
と言ったところでベースにある味記憶がなさすぎる。
すっからかんのデータベースから何かを引っ張ろうとしても
中身は当然ないわけで。
味わって伝えたいと意識してから直面した問題なので
これに気付けたのは大きい気がします。
なるほど、わからんわけだw
ここまで整理して見えたことは「圧倒的経験不足」だと言えると思います。
焼肉で例えると、同じような店でカルビばっかり食べてきて
「ワイ、めっちゃ焼肉好き」って言ってるようなもんかと。
そらわからんやろww
ですが、逆に捉えると好きなカルビについては自信もあるわけで。
そこを尖らせていく選択もありだと思っています。
というわけで。
冒頭にもお伝えしたように、カッピングについては後回しです。
・「焼肉好きがおすすめする激うまカルビ」
・「カルビ好きがおすすめする激うまカルビ」
と並ぶと、後者の言うことに説得力を感じる気がします。
焼肉好きはホルモンのこと言ってるかもしれないし・・・w
コーヒーが好きですけど、酸味の強い浅煎り側は好んで飲んでないので
深煎りの方向で尖って焙煎技術を高めていこうと決意できた次第です。
「カッピング」について知りたい方がここまで読んだとしたらごめんなさい。
整理してた結果、決意できたという日記になりました。
あースッキリしたw
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