【検証】コーヒーミルによる味の違いは?

珈琲について

コーヒーの抽出に関して、非常に多くの器具と情報があるわけですが
果たしてどうなのか?と気になっておりました。
中でも、コーヒーを挽いた際の”微粉”は味に対して悪影響を及ぼすとされております。
その影響を確かめるために、持っているコーヒーミル2種で検証してみました。

結果からお伝えします

あくまでも個人的な見解ということをご理解頂いたうえで、お伝えします。

どっちも、それぞれ美味しい

でした。

【ミル1】
恐らく、粒度が揃っているのでその挽き目の味わいが素直に出ているように感じました。
なので挽き目を変えることで好みの味に調整しやすい利点があるように思います。

【ミル2】
挽き目はバラバラ微粉もあれば思った以上に粗目の粉も。
ですが、粗目の影響かあっさりとして丸みのある味となりました。
ミル1と比べて味の調整は難しいと思います。

使用したミルの紹介

今回使用したミルの紹介を致します。
1つはコーヒーを豆から買って挽くことに興味を持って
「とにかく挽けたら良い」と思い購入したものです。
ブランドとか商品名もよく分からない頃だったので、コスパ最優先。

もう1つは、コーヒーを覚えてきて器具に関心が深まってきたので
購入したものです。
性能に対してコスパが優れていると評判だったので、商品を出す以上は
良い器具で作りたいと思い導入しました。

コーヒーミル


楽天でコーヒーミルを検索して、使いやすそうで安く買える物。
と絞って買いました。
何の知識もない状態で探したので、見た目と価格のみが購入の決め手。
ですが、このコーヒーミルを手にしてからインスタントコーヒー生活から
”豆を買って挽く”という風に生活が大きく変化しました。
挽いた豆の香りと挽きたてのコーヒーの美味しさが何とも染みて
毎朝の日課となりました。
商品名が「コーヒーミル」ということもあり、この記事でコーヒーミルと記載する場合は
こちらのミルを指します。

タイムモアC2


個人的に高級なオシャレミルw
非常に有名で、挽き目の安定性や挽く早さなど優れた性能に対してコスパが良いと評判です。
で、「ミル」とは言わず「グラインダー」と言われています。
粒度の調整も説明書に丁寧に載っていて、ダイヤルを回すごとに「カチっ」とハマる音がするので
分かりやすいです。
挽く早さや軽さ、音はかなり衝撃的でした。
「もう!?嘘やんw」と思わず唸りました。
ミルと呼ばずに「グラインダー」と呼ばれる所以を体感しました。
臼で挽いているというか、刃物で削っている感覚です。

ドリップバッグの販売をしているので、商品に関わるものは
良いものを買おうと思い投資を決断しました。

比較条件

この2つのミルを使って味の比較をしたわけですが
なるべく条件を揃えないと比較になりません。
今回の抽出した条件は

・タンザニアAAの中深煎り豆を使用
・粉の挽き目は中挽きに設定
・使用する豆の量は10g
・ドリップ時の始めに粉の表面にお湯を掛ける蒸らしはお湯30gで30秒
・次にお湯60gを注いで落ちきるまで
・落ちきったら更に60gのお湯を注いで落ちたら終了

挽き目の調整

コーヒーミルはネジにツマミが付いていて、その締め込み量で挽き目を調整します。
・締め込んでいくと隙間が小さくなり、細挽き
・緩めていくと隙間が大きくなり粗挽き
今回は、それぞれの調整できる範囲の真ん中を中挽きとして設定しました。

まずは「コーヒーミル」

調整ごとにカチっと感が小さいので慎重に感触を確かめながら調整しました。
締め切ったところからネジがツマミに隠れるまで緩めて42段階でしたので21に調整。
カチっと感が弱いので、油断すると飛ばしてしまい、何回も数えなおして調整しました。

続いて「タイムモアC2」

36段階とあるので、そのまま半分の18に調整。
ツマミに対して溝があるので、そこにハマるカチっと感は安心して調整できました。
このメカ感が漂う作りは男心をくすぐると同時にメカ好きな方にはたまらないかと思います。

挽いた時間

焙煎豆10gを挽き終わるまでに要した時間を測りました。

・コーヒーミル:59.5秒
・タイムモアC2:26.4秒

こんなに差が出るとは思わず驚きました。
軽快に挽けるのはやはり魅力的です。

挽いた粉の状態

写真より一目瞭然なのですが、粗い粉と微粉まであるコーヒーミルに対して
均一で揃っているタイムモアC2という結果になりました。
これは予想通りで抽出した味が楽しみとなりました。

それぞれの味わい

比較条件に示した抽出方法での味わいです。

【タイムモアC2】
スッと入ってきてから鋭い苦味が突進してくるような。
キレがあって詰まった味わいを感じました。
中挽きと言いつつ、細挽きの領域に入っていたかもしれません。
ですが、この挽き目の素直な味の位置を確認できたように思います。

【コーヒーミル】
非常にバラバラな粒度で心配と楽しみが入り交ざった状態で飲みました。
結果は、優しく丸い味となっていてスッキリ飲みやすい味でした。
非常に予想外で微粉の悪影響を探し回って迷子になったぐらいです。
恐らく、粗い粉の影響が強く出たように思います。
「粒度違いのブレンドコーヒー」として捉えられるような気がしました。

まとめ

今回の検証で分かったことは
プロの世界で言われる繊細な部分は、素人には分からない
でした。
というか、その悪影響ってホント?と思うぐらい。
イメージ戦略?とか色々勘ぐりたくなったりしました。
どちらのコーヒーもそれぞれ美味しかったので。

微粉が出ようが出まいが、美味しく感じるのであれば
それは「悪」とはならないと思います。
なので、必要以上に神経質にならずにご自身が美味しく楽しめるコーヒーが
「正」なんだろうと。

嗜好品の世界なので、器具含めて気ままに楽しくいきたいですね。

では。

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