気軽に始められることで副業で注目を浴びている気がするコーヒー焙煎豆の販売ですが
いきなりネットショップ作ってハイッ!とはいかないです。
食品衛生法の改定によって、管轄の保健所へ営業届出を申請し受理される必要があります。
さらに、食品衛生責任者を設置しなければなりません。
令和3年6月1日から施行されていて義務付けされたようです。
なんとも面倒ですが、焙煎豆の販売をしたいのであればここの障壁を突破しましょう。
どうして届出が必要?
食中毒を防止するために食品に携わる業態はハサップ(HACCP)に
沿って衛生管理することが義務付けられたのです。
コーヒーの焙煎豆は、営業届出業種のうち「⑯コーヒー製造・加工業(飲料の製造を除く)」
に該当し、食品衛生責任者の設置と営業届出が必須となっているわけです。
以下、厚労省のリンクを貼っておきます。
食品衛生責任者?
「食品を提供する立場として、衛生管理をする責任者」そんな人と認識して良いかと。
食中毒を防ぐために、施設や使う器具などの清潔さを保つための日々の管理など。
食品衛生学と食品衛生法について学びます。
食品衛生学
主に食中毒について、細菌性ウイルス性の原因について
その特徴や感染経路、感染時の症状、対処法などを学びます。
座学で3時間受講しました。
食品衛生法
改定のきっかけになったであろう、ハサップ(HACCP)について学びます。
義務付けられたので当然といえば当然ですが。
座学で2時間半ほどの受講でした。
食品衛生学が午前、食品衛生法が午後、受講後に簡単なテストがありました。
食品衛生責任者養成講習
自治体のHPから「食品衛生責任者養成講習会」に申し込みます。
HPに地域の食品衛生協会の外部サイトへのリンクがあると思うので
そのサイトで手続きを行います。
教室型、eラーニングとあるのでお好みの方を選択してください。
私は、教室型を受講して1万500円でした。
終了証はダウンロードとなりますので、アカウント作成したときのパスワードは
忘れずに取っておいて下さい。
また、ダウンロードまでに期日があるので受講終了後はすぐにダウンロードを。
期日を過ぎると再発行となり料金がかかるようです。。。
営業届出の申請
営業届出の申請方法について、経験則より説明します。
画像メインで見づらいかもしれませんがこの通り行うとスムーズに申請できるかと思います。
尚、食品衛生責任者については現時点で未取得でも1年以内に取得の旨を記載すると
問題ないような情報を見かけましたが
私の場合は、取得後の申請となりますので予めご了承下さい。
「厚労省の食品衛生申請等システム」より、申請を行います。
アカウントを作成しないと利用できないため、アカウントを作成してログインします。
ログイン後の画面の左側「営業許可・届出」より”営業の届出”を選択します。
以下のような画面に移るので、アカウント情報の下部までスクロールします。
「新規届出」をクリックして申請へ進みます。
①~③はご自身の屋号や住所を入力します。
④は初めての場合は悩まれるかもしれませんので別画像で説明します。
④の「選択」ボタンを押すと、下図のように「日本標準商品分類の選択」
という画面が出てきます。
この画面で「名称にコーヒーと入力して検索を掛けます」
すると、コーヒー関連のリストが表示されるので該当する”ばいせん豆コーヒー”を選択します。
ばいせん豆コーヒーを選択したら、次に「営業の種類」を選択します。
小さくて何度か見逃したので、気を付けて下さいw
「+」ボタンより営業の種類を追加し、「新規」、
「⑯コーヒー製造・加工業(飲料の製造を除く)」を選択します。
また、食品衛生責任者の入力も必要なので忘れずに入力しましょう。
「受講した講習会、資格取得年月日等」について私が記載した例を。
”大阪食品衛生協会が主催する食品衛生責任者養成講習2023年4月27日受講”
衛生管理情報など下図を参考に。
「HACCPの取組」・・・恐らくここが一番大事な気がしています。
食品衛生法の改定、HACCPの義務付け、なので漏れなく選択しましょう。
”②HACCPの考え方を取り入れた衛生管理”これにします。
「開示情報確認」はすべて非公開としました。
入力を終えたら「確認」をクリックします。
申請内容を確認し、誤りなどなければ画面最下部の「登録」をクリックします。
これで申請完了です。
お疲れさまでした。
どれぐらいで受理される?
自治体にもよるとは思いますが、私の場合は翌日に受理されました。
思っていたよりも早すぎて凄く驚きました。
・こんなに簡単に自分の店が持てるの?
・自分で商売できるんだよね?
・え、受理ってどういう意味だっけ?
など、喜びよりもよく分からない感情に見舞われましたが
堂々と営業出来る環境を手に入れたので、しっかりと喜びを噛みしめて
食品衛生法に則り、安全で美味しいコーヒー豆をお届けしたい限りです。
見て頂いた方の一助になれば大変幸いです。
ではまた。
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